【2022年10月最新】アバスト無料アンチウイルスソフトで「高度な問題」が表示された時の対処法
1. はじめに
私は「アバスト無料アンチウイルス」を使用しています。
先日スキャンしたら「2件の高度な問題が見つかりました」と表示され、慌てたのですが、問題ないことが分かったので、備忘録代わりに記事にします。
この記事を読むと、私が経験した「高度な問題(「機密事項が攻撃の主要ターゲット」と「偽サイトに対して脆弱」)」は、無視して良いことを理解していただけると思います。
2. 高度な問題2件「機密事項が攻撃の主要ターゲット」と「偽サイトに対して脆弱」の詳細
私の場合、スキャンで表示された2件の高度な問題とは
①機密項目が攻撃の主要ターゲットです
②偽サイトに対して脆弱
でした。
※上記以外の高度な問題が表示された方は「5. 解決できない「高度な問題」はAvastサポートフォーラム(Avast community forum)でNONさんに質問する」にお進みください。
上の攻撃の主要ターゲットの欄をクリックすると下の画像の画面が表示されました。
3-1. 「機密項目が攻撃の主要ターゲットです」を無視して良い理由
攻撃の主要ターゲットとなり得ると指摘されたデータは「AppData」フォルダに格納されています。AppDataフォルダは、ChromeやFirefoxなどのWindowsウェブブラウザの閲覧データやブックマーク等の個人(関連)情報が保存されるフォルダです。AppDataフォルダと、そのフォルダを開いたり編集したりすると、それらが失われてしまうので、パソコン内では、一般的に非表示になっています。
もしAppDataフォルダ内のファイルを削除すると、そのファイルに接続されているプログラムが破壊され、パソコンに不具合が発生することがあるので注意が必要です。
つまりインターネットを利用する限り、AppDataフォルダ内のデータが攻撃される可能性は避けられないので無視して良いのです。
3-2. 「偽サイトに対して脆弱」を無視して良い理由
偽サイトに対して脆弱とは、偽サイトに誘導される可能性を指しており、ファーミング詐欺に合う可能性がある、と言い換えることができます。
ファーミング詐欺とは、正しいURLの入力、又はブックマークからのアクセスでも完全にコピーされた詐欺サイトへ誘導する詐欺のことです。
ファーミング詐欺は、 ISP (インターネット サービス プロバイダー)が、偽のリダイレクトをフィルタリングで除外できずに、詐欺サイトを閉鎖できなかった時に起こります。
詐欺サイトは次々に登場しており、必ずウイルスを検知できるアンチウイルスソフトはないので無視して良いのです。
個人が無料で、リダイレクト先のサイトでファーミング詐欺に合わないための対策3つをAvast公式サイトから引用してご紹介します。
・URLのスペリングは正しいか確認する
・URL が「https」に変わっているか確認する
・定価より極端に安い商品が掲載されていないか確認する
4. 「高度な問題」は「広告」で「警告」ではない
「通知」タブをクリックすると、
緑色の「警告」項目が出てきます。そこをクリックすると「まだ警告はありません」と表示されました。ソフトの指示通り「画面を切り替えずにコンピューターに関する警告が表示」されるのを待ちましたが、5分経過後も、他の文言が表示されることはありませんでした。
「まだ警告はありません」と表示されていることから、今回のスキャンで表示された「高度な問題」2件(「機密項目が攻撃の主要ターゲットです」・「「偽サイトに対して脆弱」」)は、アバストプレミアムセキュリティ導入を促す広告と考えて良いのではないでしょうか。念のため銀行口座も確認してみましたが、不明な出金履歴はありませんでした。
5. 解決できない「高度な問題」はAvastサポートフォーラム(Avast community forum)でNONさんに質問する
もし4「警告」項目で、今回の記事で解決しない内容が表示された場合、「Avast 日本語版 サポートフォーラム」に会員登録するとAvastに詳しいNONさんという方に日本語で質問できるようです。NONさんはAVAST Softwareが設立した日本語コーナーのユーザーだそうです(Reply #14 on: December 05, 2010, 02:44:17 PM)。
私は同サイトを利用していないため、利用される方はご自身でご確認ください。
5. さいごに
今回の記事は、私がアバスト無料アンチウイルスソフトで警告が表示された体験から
①機密項目が攻撃の主要ターゲットです
②偽サイトに対して脆弱
と表示されても、慌てなくて良いことをご説明してきました。
アバスト無料アンチウイルスソフトで利用できるのは、ウイルスやスパイウェアの検出・Wi-Fiの安全性チェック・WEBサイトのIDやパスワード管理の3つに限定されますが、仮に偽サイトに誘導されたとしても、自制心や警戒心が強い方であれば、上でご紹介した「ファーミング詐欺に合わないための対策3つ」を実行していただければ、被害に合う前に気づけるのではないかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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今回の記事が、私と同じ経験をして困っている方のお役に立ちましたら幸いです。